『宮崎のエジソン』後編
『宮崎のエジソン』一木さん特集後編です。
今回は発明品を生み続ける一木さん個人を少し紹介してみたいと思います。
一木さんは宮崎市内で株式会社よしみカメラという会社を経営されています。
顧客は日本国内だけでも800箇所、さらに海外での商談も多く、その移動手段は飛行機が多いとの事。
正直宮崎県という立地に不便さを感じられているのではと思い訊いてみました
【段取り八分のトランジット営業】
「不便さは感じません。例えばA都市まで商談に行く際はあえて遠回りをしてB都市を経由(トランジット)します。それによってAまでの航空料金でBも営業に伺えるというわけです。どこを経由するかを常に考え予定を決めていきます。最近某社ではトランジットで48時間使えることも発見しました。」
★この西村京太郎作品の十津川警部ばりの行き先管理、そして立ち技は苦手でも寝技に持ち込めば勝てる的な発想! ぜひ宮崎県の方はインプットして頂きたいです★
【発明の生まれる場所】
―ひょっとすると移動の機内などで発明を思いつかれるのですか?
「いえ、機内では寝ます。私はあっという間に眠りにつけるんです。このことには自信があります。」
―なるほど。ではおもに発明を思いつくのはどこででしょう?
「極楽湯の垢すりです※参照 私の場合、業務のことなどを考えない時にスッとアイデアがおりてきます」
※宮崎市高千穂通1丁目3番22号 エースランド内2階
★人によってアイデアがひらめくシチュエーションは様々で、常に考えが頭の中に常駐していなければならないタイプの方もいますが、このリラックスをするということは“脳をもみほぐす”意味合いで全ての人に通じることかもしれません★
【サービス精神が枯渇することはなし】
一木さんが写真に強く惹かれたのは、子供の頃友達を撮影したものを皆に配った時に非常に喜ばれたことがきっかけだとおっしゃっています。おそらく人を喜ばせるという感動体験がずっと変わらず発明に繋がっているのでしょう。
参考までに一木さんの今年の年賀状をお借りしてきました(写真)こちらの写真には娘さんも上戸彩役でご出演なさっています。
どうやらサービス精神の強さはお父様譲りのようです
★人間には他人を喜ばせて幸せを感じるDNAのようなものが組み込まれているような気がします。それは例えば物心のつかない幼子が自分の大好物のお菓子を躊躇なく他人に分け与えるように。★
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